テレビは大画面を選ぶべき!とこのブログではずっと言っているけど、俺がそう思うようになったきっかけはPS5購入きっかけでテレビを購入しようと思ったこと。当時HDMI2.1対応モニターといったら50インチ以上の大型テレビがメインで、一応PCモニターもなくはなかったけど「臨場感のある大画面でゲームをしたい」と最終的に決断したのがきっかけ。
もともとテレビなんて小さくていい、そもそもいらなくね?って思ってたんだけど、大画面テレビは買ったら最高だった。
で、今回そんな昔の事を記事にするのは来年で今のテレビ「50X90J」を買ってからもう5年経つしもうそろそろ俺は家を建てたい。なのでそれに伴ってさらに大きいテレビを買いたい次第。だからこそ俺と同じテレビを大画面にしたい人、大画面にするか迷っている人のために今回まとめる。
インチ選び
まずインチから、大画面の迫力がほしいってのは前提にあるとして、じゃあ具体的に何インチからが大画面?と思うんだけど、それは65インチからが大画面と俺は思っている。
40インチが今のFHDテレビの最大サイズで、43インチが4Kテレビの最小サイズ。じゃあ次は48インチ、50インチ、55インチ、65インチ、70インチ以上~という風に続いていく。4Kテレビで区分分けすすると
40インチまで | 43~48インチ | 50~55インチ | 65インチ~ |
---|---|---|---|
FHD(2K)TV | 4K小画面 | 4K中画面 | 大画面 |
という具合に俺は定義づけしている。
実際量販店とかのテレビ売り場に足を運んでみてほしいんだけど、4Kテレビは迫力がすごいし、特に65インチ以上の臨場感は良い意味で異常。
そして40インチ以下は小さくて買う意味ある?ってなると思うから、まずは量販店に足を運んで大きいテレビを見てもらいたいと俺は思う。
問題は物理的なスペースと予算。これは後で解説するけど意外と何とかなるとだけ予め言っておく。
有機ELと液晶のどちらを選ぶか
テレビのパネルには有機ELと液晶の2種類がある。昔はブラウン管とかプラズマとかもあったけど今は全く関係ないので割愛。
一番大きな違いは画質。有機ELは黒と明るい部分のコントラストがはっきりしているけど輝度が弱くて焼き付きリスクがある。最近のiPhoneProシリーズを見てもらうと分かりやすい。液晶は価格が抑えられていて輝度も高いけど明暗表現や横から見た時の色落ちが課題。そして有機ELは値段が超高い。ってのが過去の話だった。そう、今は状況が全く違う。
有機EL-マイナス面が年々改良
有機ELは今でも確かに輝度は液晶に劣るし焼き付きリスクはある。それは間違いない。だけどそれは全て改善されていて、放熱板の強化により輝度は従来より大きく向上。使っているパネルにもよるとは思うけど、おおよそ1500~3000nitはどこのメーカも出せると思われる。これは一般家庭で楽しくテレビを見る分には十分な明るさ。
そして焼き付きリスクもピクトずらしやスクリーンセーバー、自動調整の発達によりよほど同じ画面をわざと出さない限りは焼き付かないレベルになった。
有機ELの発色は残しつつ、明るさや焼き付きを改善させてきたのが最近の有機ELテレビ。
液晶-良いところが年々成長
液晶といえば10年前はCCFL、少し前までLED液晶が主流だった。LEDというか液晶の欠点は横から見た時に視野角問題できれいに見えないこと。あとは有機ELと比較してコントラストが弱い。
じゃあそれらを改善しようぜってことで今は主流なのはminiLED。これはバックライトの分割数が多いLEDなんだけど、良い点として
- 部分的に点灯/消灯ができるからコントラストに強い
- 単純に画面が明るい=きれいに見える
ところにある。また、量子ドットも採用されておりこれも同じく映像をきれいに見せることができる技術。
加えて視野角問題も偏光板などの性能向上により改善されており、横から見ても綺麗に見えやすい。
液晶の良いところを残しつつ、有機ELの発色に匹敵してきたのが最近の液晶テレビ。
おすすめは圧倒的に有機EL
俺がおすすめしたいのは有機EL。それは
- とにかく画質が綺麗であること
- 画質が綺麗であることにより映画視聴やゲームプレイの臨場感が段違いであること
が主な理由。
価格面も有機ELの方が高いは高いけど、技術発達により液晶との差は年々縮んでいて、これもメーカーや型番によるけど、同じインチ、同じようなグレードで大体十万円くらい有機ELの方が高い。
長期的なコストパフォーマンス・満足感を総合して有機ELを勧めたい。
録画
次に考慮するのは録画。今どきテレビを録画することも減っているかもしれないけど、家族がいる世帯ならチャンネル争いの事態も考えて録画機能を持っておきたい。
特に子供がいる家庭に録画機能は必須だと思っていて、youtube等が発達しているとはいえまだ地上波BSでしか見られない放送はたくさんある。録画が重複することもあるだろう。
だからこそ2番組録画できるW録は最低限持っておきたい。
倍速/HDR/HDMI2.1対応
ここからは細かいオタク機能の紹介。
倍速機能
倍速機能ってのはテレビ放送の24/30コマの映像を48/60枚に映像補完して表示してくれる機能。これがあるとないとじゃ滑らかさが段違い。
なんだけど、最近の4Kテレビならこの程度の補完機能は当然搭載されている。
ここで俺が言いたいのは”倍速パネルかそうじゃないか”でも映像の見え方が違うってこと。
倍速パネルってのは120FPS表示に対応しているかどうかの違いで考えてもらいたくて、
- 倍速対応テレビの場合→映像の中間画像を生成し映像補完する
- 倍速非対応テレビの場合→映像のコマ間に黒コマを挿し込んで滑らかに見せる
みたいな違い。つまり同じ映像予測して補完をする倍速パネルの方が映像が綺麗に見えるという事になる。
→SHARP公式サイトが分かりやすかったので拝借と紹介。
https://jp.sharp/products/lcd/tech/s2_5_5.html
HDMI2.1
これは最新、といっても5年前くらいにできたHDMIの規格。
4K120P入力をするにはこの規格がマスト。ゲームをするなら絶対必須。
HDR
ハイダイナミックレンジの略。色域が広いってことだから、よりコントラストが高いってこと。これも今の4Kテレビは大体対応してる。
けどしてない場合もあるからHDRロゴがついてるかどうかを見てほしい。
操作感
気になるのは操作感。日本メーカーであればそこまで難しい変な操作もないんだけど、一部海外メーカーだとWiiリモコンみたいな操作感だったりしてテレビに使うリモコンじゃねえだろみたいなのもあるから注意。
個人的におすすめしたいのはREGZA若しくはハイセンスのテレビ。これはハイセンスにREGZAが買収されて、両メーカーとも捜査感が同じようになった。リモコン配置・番組表の操作など直感的でわかりやすい。
逆にあまりおすすめできないのがandroidTV。俺は今ソニーのアンドロイドテレビを使っていて、基本的な視聴は特に問題ないんだけど設定画面やアプリ画面など、一部独特な操作があって使いにくく感じることがある。良いテレビだけにもったいない。
ここは実際に量販店で触らせてもらって判断するのがおすすめ。
設置場所は難しく考えなくていい【壁掛けor壁寄せボード】
大きいテレビを買ってテレビ台に収まるか…ってのも気になるポイントだと思うんだけど、ここは気にしなくていい。
なぜかというと今は壁掛けにできるから。ちなみに賃貸でも壁寄せローボードによって台に置かず設置が可能。
余談だけどトーマス氏の記事で壁美人って商品も紹介されていて、これはホチキスで壁掛けする変わった製品。
一応賃貸でも目立たないように壁掛け設置が出来るから、こういったものもあるよってことで(勝手に)ご紹介。
選ばれたのはREGZA-65X9900Nでした(来年以降変わるかも)
ここまでをまとめて俺が選ぶのはREGZAの55X9900N。理由は
- 65インチの大画面
- 有機ELの最上位グレードで画質最高
- W録画対応
- 倍速やHDMI2.1にもちろん対応
であるから。
そして録画機能が特に秀逸で、W録画に加えタイムシフトって言って地デジを6ch同時録画できる機能もあって、これで番組争いや見逃しからは完全に開放される。最高。
値段は現状40万円で半端ないんだけど、俺が買い替えるのは来年の夏以降の見込み。そうすると値下がりしてるよねそうだよね?って算段。
決して安くない買い物にはなるけど、これからを考えると良いテレビを買っておくに越したことはない。5年~10年は付き合っていくものだから。