つい最近Wi-Fi6E対応のルーター/WX/AX5400T6を購入したのはこの記事で記事にした通りで、便利ではあるんだけど、使う上での弱点みたいなのもわかってきた。なぜ事前にわからなかったのかというとレビュー記事が全くと言っていいほどないから。流通してないから仕方ないね。
なので俺は先駆者になろうと思って記事にする。
Wi-Fi6E対応機種のレビュー記事はこちら→【NEC Aterm WX5400T6】最新Wi-Fi6Eルーターを実機レビュー【2024年最強ルーター】
使ってわかったデメリット
Wi-Fi6Eの最大の特徴として「他機器と干渉しにくいから電波が安定する」ってところなんだけど、たしかに電波は安定する。速度も速い。遮蔽物の無い近距離に限っては。そう、遮蔽物の無い近距離に限っては。ここが最大の欠点だった。
【使用感】5GHz以上に速度は出る、けど遮蔽物に弱い
2.4GHz帯は遮蔽物に強いけど電波干渉しやすくて速度も出にくい
5GHz帯は壁とかの遮蔽物に遮られて電波が弱くなるけど速度が出て電波干渉はしにくい
ってのは今となっては周知の事実だと思うんだけど、6GHz帯は5GHz帯の性能がさらに顕著になったイメージで、
- 速度は超早くて
- 干渉する機器もほぼなくて
- 残念なことに壁によって超減衰する
ものだった。言い方はあれだけど超とがった性能をしている。
実際に使うと
何を根拠に?って思うかもしれないんだけど、3mくらい離れた洗面とかトイレで扉を開けてiPhoneを見ると3本中2本の電波強度表示。
ルーターから測定場所まで遮蔽物はテレビ、壁はキッチン前の壁しかなくて、遮蔽物とはいいがたい。この時点で遠距離に弱いってのは分かってもらえたと思うんだけど、扉を閉めるとなんと電波が消失する。不具合かとも思うんだけど、実は全くの別症状で壊れて製品交換してもらっている。それでこれだから完全に性能。まとめサイトが教えてくれない真実って感じがするでしょ?
逆にメリット
ここまでネガキャン記事みたいにもなってしまったけどそんな意図はなくて、当たり前にメリットもある。
電波干渉しにくいのは最強
速度はもちろんだけど、電波干渉しないのが最高で例えば2.4GHzなら当然の権利のように電子レンジやBluetoothと干渉するし、5GHzは周辺機器が増えすぎて混雑して繋がりにくいことがある。そこを解消できたのは大きい。
ルーターの性能が高い
Wi-Fi6Eはどこのメーカも「松竹梅」でいうところの松と竹の間くらいのグレード(ハイエンド)以上のモデルにしか搭載されていないから、そもそものルーターの性能も高い。俺が買ったAX5400T6も例外ではない
オーバースペック感は否めない【大は小を兼ねる】
正直オーバースペック感は否めないんだけど、大は小を兼ねる。どうせ10000円以上はするんだから、セールを狙っていいものを買った方がいいに決まっている。
【まとめ】オーバースペックで尖った性能。それがWi-Fi6E
繰り返すけど遮蔽物への弱さは尋常じゃなくて、俺は賃貸だからまだいいけど2階建ての一軒家とかは間違いなくメッシュを構築した方がいい。絶対繋がらない。2.4GHzで接続すればいいのかもしれないけど速度が遅くてイライラする未来が見える。
”遮蔽物に5GHz以上に弱い”ってところは事前に調べても、なんなら事後に調べても詳しく掲載されているサイトは俺は見つけられなかった。何忖度?
冗談だけど、そこがネックな人は松のモデル、NECだとAX11000T12をおすすめしたい。なお、値段は55000円(俺はさすがに無理)。
ここまでいろいろ言ったけどそもそもの基本スペックは高いからメーカーにはこれから品質改良を続けていってほしいなと思う次第です。以上。